北米ギター放浪記 テキサスへ 2014年6月29日〜30日 テキサスでは、サンアントニオ、ジョージタウン、ダラス、ヒューストンと4箇所の予定が決まっていて、北から来る場合は、ダラス、ジョージタウン、サンアントニオ、ヒューストンの順番で巡れば行ったり来たりがないのですが、サンアントニオのラミロ氏の予定が6月30日以外は空いていなかったので、1度最南端まで行ってから北上し、最後に再度南下するというルートになりました。このような融通がきくのも一人旅ならではのものです。 夜中にオクラホマシティーを出て、いくつかのレストエリアで休みながら南下していたわけですが、どこかのレストエリアで久しく来なかった翻訳の依頼が舞い込みました。移動だけで時間の大半を費やしている状況なので冷静に考えれば断るべきでしたが、今回の旅で出て行った分を少しでも取り返したいという気持ちに負けて受けてしまいました。断ったことがないので、断れなかったのもあります。 腹が減っては戦ができぬということと、Facebookにアップされている料理の写真にそそられ、昼過ぎに通りかかったオースティンでフリーウェイを降り、ネットで見つけた「Kome」という和食屋に行きました。微妙な和洋折衷な料理ではありましたが、それまでの荒野が盛られたような茶系統の食べ物から解放されただけで満足でした。 最初はレストエリアで少しずつなど楽観していましたが、レストエリアに入る頃には大抵疲れていることもありまったく捗りません。幸い、この日の目的地であるサンアントニオには予定より少し早めに着いたので、家の場所を確認してから近くのスタバで時間ギリギリまで粘りました。この時点で既に受けたことを後悔し始めていたのでした。 *文中に登場する人物は、本人の確認が取れるまではイニシャル表記にしてあります。 |
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はじめに
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